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*気配値を見る
ここでの作業は、ザラバ開始の直前に行います。
そして前日の買いの候補銘柄より、どれをを買うか決定します。
そこで一番重要になってくるのが、気配値です。
ザラバ前の投資家の注文状況により戦術を決定します。
それでは、気配値の見方から説明してゆきましょう。
*買いのタイミング
前日に選定した買い候補の銘柄が、ザラ場前またはザラ場中に下記のどのタイプになれば購入するとよいか説明します。
資料(1) 昨日の終値付近の値で買いが極端に多い場合
この場合、寄り付き買いもしくは、開始後に指値注文します。 寄り付きで購入後、買いが厚いため下がることが少ないと予想されます。トレードの基本通り「寄り付き買い、即時+1円の指値で売り注文」します。
一番、お勧めの型です。
〈図解〉寄付前に344円で指値注文(右肩上がりの銘柄なら成行でも良い)、約定すれば345・346で売却。あるいは、開始後340・341の買い板が厚いため、一旦この辺りでもみ合うと予測し342円あたりで購入後、+1・2円で売却。
資料(2) 昨日の終値より極端に始値が高い場合。
この場合、好材料が出た場合などに多く見られます。始値で買うと一気に下がることも予想されます。10分〜20分待って動きが少し落ち着いてから買うのが理想です。基本の投資方法と少し違うので、初心者にはあまりお勧めはできません。
ある程度の経験と知識が必要になります。〈図解〉ザラ場開始後どちらの方向に行くか見当がつきませんので日経の動き・ニュース内容などを考慮して購入しましょう一気に上昇(下降)する事もありますのでハイリスク・ハイリターンのサヤ取りも可能です。
資料(3) 昨日の終値より極端に始値が低い場合。
この状態で買い数が非常に多くなっていれば、買いをお勧めしますがあまり大きくプラスは望まない方が無難だと思います。売り数が多い場合は手をだしてはいけません。〈図解〉資料(2)と同じでザラ場開始後どちらの方向に行くか見当がつきませんので日経の動き・ニュース内容などを考慮して購入する必要があります。資料(2)にも言えますが 一気に下降した場合反発のサヤ取りも可能です。この場合大きなプラスは望まないようにしましょう。
資料(4) 売りが先行している場合。
寄り付きでは手をださないのが賢明です。 ザラバ中の5本気配の数字によっては、買いのときも出てきます。〈図解〉ザラ場中に買い注文が多くなってくれば買いのチャンスです。133円で購入できればいいのですが購入中に価が上がってしまえば深追いは止めましょう。
※では5本気配値によって今の価がどのような状態なのかさらに詳しく説明してゆきましょう。→5本気配値へ
ワンポイントテクニック
寄付で購入する場合は成り行きで注文するとで必ず始値で購入することができます。
約定値が売り気配(緑色)で始まった場合は一手出遅れる事も覚悟しなければなりませんが自信のある銘柄・値動きの激しい銘柄などの場合は成り行きの方が効果的です。
また、成り行き注文の場合は保証金額が発生しますので資金分目一杯購入することはできません。
手持ちの資金で目一杯の数を購入したい時は、ザラバ前の気配値より少し高目の指値で注文しましょう。
ザラバ前の気配値は、1分単位で大きく変わってしまいます。
気配値は目まぐるしく変化しますので注文はできるだけ直前に入れて下さい。
入力フォームに注文を記入した状態で待機しておいて、最終確認を2分前頃に行った後購入するようにしましょう。
式市場では、前場と後場の始まりと終わりに価がよく動きます。
特に注意していただきたいのは、値動きが激しい名柄です。
数分で金額がめまぐるしく変わっていくので、ハイリスクハイリターンです。
損切りが確実にできないと大きな痛手を負いますので初心者にはあまりお勧めできません。
株では「値動きの大きい銘柄」よりは「安定した値動きをする銘柄」を選ぶのが基本です。
始めは、大型低位で確実に値動きを理解していくのが無難でしょう。
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